勉強が好きな子供には共通点があります。
お子さんを勉強好きにしたいママさん、パパさんの参考になれば嬉しいです(^^)
「勉強好きの子供の共通点」と「親がどんなサポートをすれば勉強好きの子供になるのか」をまとめました。
参考にさせて頂いたのは、難関中学の合格率8割の人気塾を経営されているカリスマ講師 宮本哲也さんです。(宮本算数教室HP)
先日、宮本哲也さんのご著書「強育論」を記事にさせて頂いたところ、なんとご本人からコメントを頂きました。その時に教えて頂いた動画を視聴させて頂いて、この記事を書きました。
下記の記事のコメント欄に宮本さんが添付してくださった動画のURLがあります。2020年の動画は視聴期限が切れてしまいましたが、2014年の動画(全力教室2014.3.9)はご覧になれます。ご興味がある方は、こちらもどうぞ(^^)
クリックできる目次
勉強好きの子供の3つの共通点とは?
勉強が好きな子供には共通点を結論からお伝えします。
それは、【思考力・粘り強さ・自立心】です。
- 思考力
- 粘り強さ
- 自立心
どれも生きていくうえで大切な要素です。
思考力があれば、物事を深く多角的に考えることができるので、より良い答えを導き出すことができます。自分で考える力がなければ、問題に直面したとき、解決まで時間がかかり苦労します。
粘り強さがあれば、高い目標でも自分の力で達成することが出来ます。粘り強さがなければ、すぐ諦めてしまう人になり、何も達成できなければ自分に自信が持てません。
自立心があれば、何事も主体的に取り組むことが出来ます。自立心がなければ、常に誰かに頼り、自分の意志がない人になります。
子供を勉強好きにさせるためには、[思考力・粘り強さ・自立心】を育てよう
思考力を育てるには、【子供に選ばせること】
思考力を育てるためには、【子供に選ばせること】です。
押し付けるのではなく、引き出す。
親が子供のすることを決めすぎていませんか?具体的な例を出して解説します。
例1)食事のメニューを選ばせる
子供に「食べたいメニュー」を聞いて、「食べたい理由」を考えさせましょう。
今日は何が食べたい?
カレーが食べたい!
どうしてカレーが食べたいの?
ん~、最近食べてないから!
食べたいメニューの他には、着たい服を選ばせたり、遊びに行きたい場所を選ばせて、その理由を聞いてあげるのも良いと思います。
例2)進路を自分で決めさせる
宮本哲也さんの塾の生徒さんでサッカー少年がいたそうです。
その少年は、難関中学を狙っていました。
その少年のお母さんは「サッカーをいつまで続けていいか?」宮本先生に聞きました。
その回答は、「お子さんに自分で決めさせてください」ということでした。
なぜ、子供に決めさせるかと言うと、中学受験は子供の人生だからです。子供が自分で決めたことでないと子供はやる気が出ません。
親の希望を子供に押し付けてはいけません。
受験を受けるのも子供、勉強を頑張るのも子供です。
自分の進路を自分で決めることで、子供が納得した人生を子供は送ることができます。
大抵の親は、「サッカーよりも受験勉強を優先しなさい」というと思います。しかし、お子さんの意志を尊重してあげられた親御さんは素敵だなと思いました。
私は、子供の頃、自分の意見を言うのがとても苦手でした。
【良い子でいなければいけない】と思っていたので、自分の気持ちよりも模範解答を探していました。
私のように自分の意見を言うのが苦手だと、大人になってからも苦労します。
子供のうちから、【自分で考えさせる機会】を沢山与えて、【子供の思考力】を育てあげましょう。
粘り強さを育てるには、【勝負をして僅差で負けてあげる】
子供の粘り強さを育てるには、子供と親が【勝負をして僅差で負けてあげる】ことです。
まず、子供に取り組んで欲しい課題を親が解いてみましょう。
そして、僅差で負けてあげるのです。
親は子供相手にムキになって、勝ちに行こうとしてはいけません。子供に勝って、親の偉さをアピールするのは大人気ない行為です。
親は子供の踏み台にならないといけません。
子供を僅差で勝たせて良い気持ちにさせてあげることで子供のやる気の芽を育て、ゲーム感覚で勉強を楽しめるように親は工夫しましょう。
ある親子は、将棋をお父さんと息子さんでしていて、お父さんは息子さんと将棋をするとき、いつも僅差で負けていたそうです。
そのおかげで息子さんは、将棋が好きなり、将棋部に入ったそうです。
その後、その息子さんは父になり、子供と将棋をしたときに子供に圧勝してしまいました。
その子供は、どうなったかというと将棋を好きにはならなかったそうです。
完敗したら、やる気を失ってしまいやすいけど、僅差で負けたのなら、もう少し頑張ろうと思えますよね(^^)
【子供のやる気の芽を育てること】の大切さを感じて頂けるのではないでしょうか。また、【僅差で負けてあげることで、粘り強さを育てること】ができた一例でした。
自立心を育てるには、【子供を一人の人間として尊重する】
子供は、親の所有物ではありません。
たとえ子供であったとしても、一人の人間として尊重して育てましょう。
子供の意志を尊重してあげることで、自立心を育てることができます。
宮本さんの塾では、授業に身が入らず、授業中に外を見ている子供がたまにいるそうです。しかし、宮本さんは、そういう子をほっておくそうです。
それは、なぜか?
やる気のない子にやる気を出せと言ったからといって、やる気を出させるのは難しいからです。子供がやる気を出すまで周りは「待つ」しかありません。
授業に身が入らずにほっておかれた生徒は、ある程度時間が経つとまた問題を解き始めるそうです。外を見てボーっとしている間にも実は脳は考えていて、少し休憩時間を作ることでまた授業に自分から戻ってこれるそうです。
子供がやる気がない時は、やる気が出るまで待ってあげよう。もし、勉強をしてほしいなら勉強が楽しく見えるように親が工夫してみよう。休む時間も大切です。
子供が集中している時に邪魔をしてはいけない
子供が一生懸命問題を解いている時は、邪魔をしてはいけません。
なぜなら、子供のやる気を奪ってしまうからです。
例えば推理小説を夢中になって読んでいる時に、
横から犯人を言われてしまったら、本を読む気がなくなってしまいますよね。
子供も同じです。一生懸命問題を解いている時は、口出しをせず、見守ってあげましょう。
子供が一生懸命何かに取り組んでいる時間は、子供が成長するために大切な時間です。親は、子供のやる気を奪ってはいけません。
睡眠をきちんととる
睡眠をしっかり取ることで、脳の老廃物が流れやすくなり、健康にも勉強にもいい影響があります。
勉強よりもまず「睡眠」を大切にしましょう。
賢くなるパズル・賢くなる算数をやってみよう
「最高の教材を渡してほっておくだけで子供は伸びる」というメソッドで、無試験先着順に塾に入るにも関わらず、卒業生の8割以上が首都圏の難関中学に合格する宮本算数教室の教材のご紹介です。(宮本算数教室HP)
お子さんの中学受験をお考えのママさん、パパさんは必見です。
賢くなるパズル
- 計算力と思考力がつく
- 集中力が身につく
- 粘り強さが身につく
問題を一度やってみると分かりますが、謎解きみたいで楽しいです。思考力と集中力、粘り強さが身につく理由が分かります。
賢くなる算数
門外不出だった宮本算数教室のオリジナル教材を、家庭学習用に学研が再構成したテキスト教材です。
中学入試算数に必要な内容を学習できます。
学習の流れ
「問題→ヒント→解説2種→お楽しみテスト(数値が違う問題)」
繰り返し学習することで、学習の確実な定着を図る。
大事なのは問題が解けることではなく、自分の頭で考え続けることだそうです。
まとめ
- 思考力
- 粘り強さ
- 自立心
- 子供に選ばせること
- 勝負をして僅差で負けてあげる
- 子供を一人の人間として尊重する
- 子供が集中している時に邪魔をしてはいけない
- 睡眠をきちんととる
- 賢くなるパズル・賢くなる算数を与えてみる
宮本哲也さんは、学ぶこと=成長すること=楽しいこととおっしゃています。
有名進学塾の先生は、勝手なイメージで固い感じの先生なのかなと思いましたが、まったくそんなことはありませんでした。子供の可能性を心から信じている先生でした。
宮本さんの書籍か、動画を観て頂ければ、子育ての参考になること間違いなしです。
子供を伸ばすのも潰すのも親のサポートにかかっています。子供の可能性を伸ばしてあげられる親になりましょー!
大きく挫折・失敗した時は、こんな風に考えてみましょう。
この挫折を乗り越えたら、自分はどんな人間になれるんだろう。
この挫折の向こう側にはどんな景色が広がっているんだろう。
わくわくしませんか?
要するにポジティブに生きようぜということです。
全力教室2014.3.9 宮本哲也さん
子供に勉強を好きなってもらいたいけど、どうやって育てたらいいんだろう?
勉強が好きな子には共通点があるの?