賢い子の育て方が知りたい!
賢い子を育てるには、どんなことに気を付けたら良いの?
子供が産まれたら、「賢い子に育てたい」「優しい子に育てたい」「みんなから愛される子に育てたい」と思うのが親心です。
しかし、子育てをしていると、「子供の育て方はこれでいいんだろうか?」
と不安になることはありませんか?
子供の為に良かれと思ってやっていることでも、子供の可能性を潰してしまっている可能性があります。
中学受験界のカリスマと呼ばれている宮本哲也さんをご存知でしょうか?
宮本さんは、宮本算数教室を運営しており、入塾時は無試験先着順ながら、8割以上の生徒が開成や麻布、桜蔭の超難関校に合格させているそうです。
今回は、宮本さんの著書「強育論」と「超強育論」を参考に【賢い子供の育て方】をまとめました。
この本で言われている賢い子とは、ただ勉強ができる子ではなく、
自立した精神を持っている地頭が良い子です。
「地頭が良い」とは、論理思考力やコミュニケーション能力などを表し、自分で考え抜く力を持っている人のこと。
「子供の可能性を潰す母親」ではなく、「子供の可能性を伸ばす母親」になるための参考になれば幸いです(^^)
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【地頭の良い賢い子の育て方】子供を伸ばす母親と潰す母親の特徴
賢い子を育てるためには、その子の“素質”よりも“母親がどのように子供に接しているか?”が大切だそうです。
【育った環境が賢い子を作る】ということですね。
学習は本能です。
どんな子でも必ず伸びます。
親が余計なことをしない限り。
強育論より引用
親は“子どもの学習本能”を潰さないようにしてあげるだけでOKです。
でも、親はついつい余計なことをしてしまう。。。
例えば、子供の成績が下がったから良かれと思って、参考書を買ってくる。
勉強をしなさいと強要する。
勉強を家で強要されると塾で学ばなくなるので、宮本さんは家庭での生活に問題があるとすぐ気づくそうです。すごい(°_°)
子どもたちの面倒はまったく見ませんが、
親の面倒はまめに見ます。
そうしないと、
すぐに子どもをつぶしてしまうからです。
「超強育論」より引用
【親は子供の意思を尊重して、余計な口出しをしないこと】
子供に対して口出しをするクセがついてしまっていると、最初は黙っていることが難しいと思います。
お母さんは子供のためを思って、あれこれ口出しをしていると思いますが、
子供にとってはあれこれ口出ししてくる親ってイヤですよね。
「子供が心配」と言っている親は、「子供のことが信じられない」と言っているのと同じだそうです。
子供を信じていれば、心配はする必要がありません。
子供に適切な環境を作り、子供を信じて見守るのが親の役目です。
子どもを伸ばす母親とは?
子供を伸ばす母親の特徴を6つあげました。あなたは何個当てはまるかチェックしてみましょう!
- 子供を尊重し見守っている。
- 管理しようとしない。命令しない(無理やり勉強をやらせない。子供の気持ちを無視しない)
- 子供と一緒に勉強に取り組んでいる
- 子供の話をよく聞いている
- 規則正しい生活をしている
- 子供の自立の芽を摘まない
あなたは何個当てはまりましたか?
子供にとって、上記の6つ全ての特徴を持つ母親は本当に最高だと思います。
子供を尊重していけば、子供を管理しようとは思いません。
もし、子供が勉強に興味がなかったら、勉強をしたくなるように環境を作ってあげましょう。
(お母さんが取り組んでみる。ゲーム感覚で出来るように工夫してみるなど)
そして、子供の話を沢山聞いてあげてください。
子供は話をすることで、自分の考えを整理することができます。
賢い子を育てるためには、勉強だけしていけばいいのではなく、
「食事」「睡眠」「運動」が大切です。勉強の優先順位は4番目にすること。
子供が自立できるように見守りましょう。
賢い親とは?
「謙虚で奥ゆかしいです。自分が子育てしているのでなく、自分も子育てを通じて成長させてもらっているという姿勢なんです。だから子どもに手をかけすぎないし、口出しせずに見守っていられる」
PRESIDENT Online「宮本哲也さんの取材記事」より引用
子どもを潰す親とは?
- 子供を尊重していない。
- 親の都合で子供を管理している。~しなさいと上から命令する(親の希望を押し付ける)
- 子供と一緒に勉強に取り組まず、塾や学校任せ
- 子供の話を聞かず、親の意見ばかり主張する。
- 不規則な生活をしている
- 子供が自立しようとするとそれを妨害する
- 例えば、反抗期の時(子供が親から自立したいと思う時期)に子供の気持ち(自立心)を押さえつける対応をする。
子供は植物に似ているなと思いました。
環境を整えてあげたら、どこまでもぐんぐん芽が大きくなって成長していく。
逆に、親の都合で親の価値観でがんじがらめにされた子は、成長することをやめてしまう。
それ以上伸びることが出来なくなってしまいます。
お母さんは、子供より人生経験が豊富なので、ついつい口出ししてしまいたくなると思いますが、
お子さんにはお子さんのやり方があるかもしれません。
子供の気持ちを無視して、自分の意見を押し通したりしたら、子供は自分の意見を言わない子供になってしまいます。
失敗も経験のうちなので、失敗した数はその子の経験の数となり財産となります。
子供には沢山の経験をさせてあげましょう。
親に従順な良い子が優秀とは限らない
親に従順な良い子は、常に親の顔色を伺い、親が喜びそうなことを選んで発言しています。
「親の言うことを良く聞く子」が世間一般で言われている「良い子」のイメージではないでしょうか。
宮本さんは、そのことを「良く躾けられた犬」と表現しています。
子供を犬に例えるとは、ちょっと過激ではありますが分かりやすい!
犬は、飼い主の言うことを聞かないとご飯がもらえないし、可愛がってもらえません。
つまり、生きていけないのです。
子供も全く同じ状態です。
子供は親に依存しなければ生きていけない弱い存在です。
弱い存在なのを良いことに親は子供を自分の所有物のように都合よく躾けてはいけません。
なぜなら、親の顔色ばかりうかがっている子は自分の意思を持たなくなります。
私自身が親の顔色をうかがう子供でした。
子供時代は、自分の意見より親が望む答えを選んで答えていた記憶があります。
父の酒癖が悪かったのと、母が仕事や家事などで忙しくかったからかもしれません。親が望む良い子でなければいけないと無意識に思っていました。
今はその反動か、思ったことをバンバン言っちゃいます(汗)
自分の親はどんな親だったのか?自分が育てられた環境が影響してくる
0~3歳の時期の重要さ
子供時代の初期には親や家族やその他の成人との間の経験や対話が子供の脳の発達に影響し、
十分な栄養や健康やきれいな水などの要因と同じぐらい大きな影響力をもつ。
この期間に子供がどのように発達するかがのちの学校での成否を決め、
青年期や成人期の性格を左右する。
ユニセフ 2001年世界子供白書:幼い子どものケア
人間の脳は3歳までに80%が決まるといわれています。
ユニセフのHPでも3歳までの環境が青年期・成人期の性格を左右すると記載がありました。
日本のことわざでも「三つ子の魂百まで」という言葉がありますね。
「3歳ごろまで形成された性格は100歳まで変わらない」と昔から言い伝えられてきたということです。
時代が変わっても人間の脳の構造が変わるわけではないので、納得です。
皆さんは、3歳ごろの記憶はありますか?
子供時代を思い返してみると自分のルーツを再認識し、自己発見に繋がることもあると思います。
私の息子は現在2歳ですが、日々色んなものを吸収して学習しているなということが分かります。
例えば、ペットボトルの開け方やドアの開け方(おもちゃ箱を台にして開ける)
この道を通るとコンビニがあって、いつもこの場所にバナナが売られていて、買い物かごにバナナを入れて、レジに持って行く。そして、母に会計をさせる(笑)
など、子供にとっては一つ一つが大事な発見であり、体験なのです。
この大事な時期をどう過ごすか?
いたずらを沢山した子は、ティッシュ箱のティッシュには終わりがあることが分かる。
ガラスを落としたら割れることがわかる。
紙を破る感覚がわかる。
イタズラさせてもらえた子とイタズラさせてもらえなかった子では経験値がもう変わってきますね。
親からしたら片付けるのが面倒だし、散らかしてほしくないというのが正直な感想ですが、子供の成長の為には危なくない範囲で自由にされてあげるのが一番だと思います。
親の価値観から抜け出そう
私たちは、知らず知らずのうちに親の価値観の影響を受けています。
その価値観があなたにとって有益ならば良いですが、もしあなたにとってマイナスに働いているのなら、親の価値観から抜け出しましょう。
いつまでも親の価値観に囚われていることはないのです。
まとめ【地頭の良い賢い子の育て方】子供を伸ばす母親と潰す母親の特徴
- 子供を尊重し見守っている。
- 管理しようとしない。命令しない(無理やり勉強をやらせない)
- 子供と一緒に勉強に取り組んでいる
- 子供の話をよく聞いている
- 規則正しい生活をしている
- 子供の自立の芽を摘まない
- 子供を尊重していない。
- 親の都合で子供を管理している。~しなさいと上から命令する(親の希望を押し付ける)
- 子供と一緒に勉強に取り組まず、塾や学校任せ
- 子供の話を聞かず、親の意見ばかり主張する
- 不規則な生活をしている
- 子供が自立しようとするとそれを妨害する
宮本さんの本の中身は、宮本さんが塾講師として体験してきたことをもとに書いてあります。
賛否両論あるところもあるかもしれませんが、親との関係性が大きく子供に影響するということを教えてくれる本でした。
宮本さんは、ずっと独身でしたが、56歳で結婚をし、59歳(2019年の時)にして女の子のパパになられたそうです。数多くの賢い子を育てた宮本さんの子育てに注目ですね(^^)
宮本哲也先生ご出演のテレビ番組「全力教室」動画視聴できます
子供が勉強を好きになるには?
最後に宮本哲也先生が2004年にテレビ番組にご出演された動画をご紹介したいと思います。
「子どもが勉強を好きになるには?」という内容です。
実際に先生の教室の生徒さん(麻布中学に合格の男の子)も出演しています。
子どもを勉強好きにさせる方法を知りたい方は一度ご視聴されてみてください(^^♪
【番組出演者】
加藤浩次、サバンナ高橋、おおたわ史絵、ジャガー横田、大島美幸、狩野英孝、坂下千里子、杉浦太蔵、大神いずみ、亀井京子、舞の海秀平、矢田亜矢子、浅尾美和、田村亮、内田嶺衣奈
宮本哲也 https://miyamoto-mathematics.amebaownd.com/です。
取り上げて下さり,ありがとうございます。
11月22日,5年ぶりにテレビに出ました。
しばらく,ここで見られます。
https://tver.jp/corner/f0061695
CMのあと,本編が始まります。
こちらは6年前に出た番組です。
https://www.dailymotion.com/video/x1fsxsj
宮本哲也 https://miyamoto-mathematics.amebaownd.com/
宮本哲也 様
コメントありがとうございます。まさかご本人からコメントを頂けると思いませんでした!
5年ぶりにテレビ出演されたのですね。
早速、昨夜拝見させて頂きましたが、為になるお話ばかりでした。
子どもが小さいうちに宮本先生の指導法を知ることができて本当に良かったです。
今後も宮本先生のご活躍を祈念しております。